イイ!感想

作品を深く理解する上で参考になる書評・感想をまとめています

「イイ!感想」というサイトについて

本や映画、amazonの口コミ欄まで、レビューサイトが豊富にある現在、もはや感想はありすぎで、参考になる情報を探し当てるだけでも一苦労です。ノイズが多すぎる。

このブログでは筆者が自分の目で選び、これは参考になるなあと納得した情報だけをまとめて自分のメモにしたい、というところから始めたサイトです。 それがまた誰かの役に立つようでしたら、参考にしていただければ嬉しいです。

サイト立上げの背景など

筆者は読書が趣味なのですが、それに関連して本の感想を読み漁るのも同じくらい好きです。他の人の感想は、自分が読んだ本について別の視点を与えてくれますし、次に読みたい本を見つける大きなキッカケにもなります。購入を検討しているときにも、私は必ず感想を事前にチェックします。

感想を読むと言っても、口コミ評価が高くなければ読まない、というわけではもちろんありませんが、質の高いレビューはその本を読む意義を教えてくれますし、さらに別の本への興味を引き出してくれることが少なくありません。

「感想を読む」ことも立派な読書

数年前、ピエール・バイヤールという人が書いた本で『読んでいない本について堂々と語る方法』が話題になりました。そこで書かれていることのひとつに、「感想を読むことも立派な読書だ」という話があります。

一冊の本ができるその背後には、過去に作られた無数の本の存在と歴史があり、必ず何らかのかたちで先人たちのアイデアを参照しています。そして本を読む行為には、いま読んでいる本と他の本との関連が分かる、ということが重要なのだ、というのが彼の主張です。

本を読んでもいまいちピンと来なかったとか、特に感想が思いつかないということが読書習慣の浅いうちは起こりがちですが、それはその本とか、過去に読んだ数少ない本の記憶だけに頼って感想をひねり出そうとするために起こるのだと思います。

感想を読むことで読書はもっと楽しくなる!

読書は本同士の関連を読み解くことで面白さはどんどん深まります。そして実は、他の人の感想だけ読んでいても、本同士の繋がりは案外見えてくるものです。実際のところ、ここでまとめた感想のなかには、私自身は読んだことのない本も含まれています(笑)。

でも、ある本の最初の「読書」が「他の人の感想を読む」というかたちの読書であっても十分意味のある体験だと私は思います。感想を読むことを通して、読書体験は豊かになっていきます。このサイトはあくまで私個人の備忘録的に始めたものではありますが、その楽しさをひとりでも多くの方が知ってくれるとしたら、それに勝る嬉しさはありません。

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